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リンゴストーリー③


目覚めは最悪。余談:コンタクトにしましたbyリンゴ

簡易テントは寝心地が悪いので、体の節々が痛い・・・。

ジュ「よっ!昨日は俺がいなくて寂しくなかったかな?」

リ「全く・・・。てかそっか、いたのか・・そしてもう住む前提なのね」

ジュ「昨日働いたお金でテントじゃなくて簡易ベッドも買ってきたから寝ろよ!そんでサラダも作ってやる!」

リンゴくんは初めは嫌そうな顔をしつつも、体はベッドの方に歩いて行き、

寝ました。

彼は昔々の、懐かしい夢を見ることになります。

リ(ん…なんだろうこの感じ…すごく懐かしい気がする…)

リ(誰だっけこの女の人・・・。断片的な記憶しかないぞ)

リ(これは、、、、俺か!あんまり変わってないな)

リ(そんでもって・・・こいつはジュピエ、、、だ!ジュピエだ!芋・・・)

リ(・・・?この子は、誰だっけ?でもどうしてこんな昔の夢を見ているんだろう。思い出したくない記憶が強いのに)

リ(・・・どうして俺はジュピエのことを覚えていて、今の彼を見てジュピエだとわかったんだろう。ええい、わからん。昔の記憶なぞ見せてどうする気だ?俺は・・・ゲーム仲間の組織を作って・・むにゃ・・・)

ジュ「リンゴは昔からよく寝る子だったなあ〜だけど行動力はあの中では一番あった。そんなリンゴのためにも俺は、このサラダを完成させねばならぬ」

ジュ「俺のエキス入りサラダの完成だ」

リ「ジュピエ、サラダ作れるんだな!まあこれくらいできないと俺とは住めないぜ」

ジュ「もっと褒めてくれてもいぞ」

リ「実はさっき、変な夢見ちゃって。…へんっていうか孤児院にいた時の夢なんだけど」

ジュ「奇遇だな!俺もさっき思い出に浸ってた」

リ「でもどうしても思い出せない当時仲よかった子の名前がわからないし、どんな子だったかも消えちゃっててさー。でも俺、お前だけは知ってるんだよ。どうしてだろ?」

ジュ「記憶なんてすぐ思い出せないって。ふとした瞬間思い出すだろ。ちなみに、俺は覚えてるけど・・・」

リ「え!?教えてよ!」

ジュ「やだよ。あの時の記憶や思い出はリンゴが自分で思い出さないといけないから」

リ「? そんなにもったいぶらなくったって」

ジュ「そういうことじゃないよ。ちょっとやそっとの思い出ならいうさ。けど、濃い時間を過ごしたあの記憶は、リンゴが封印してるだけで絶対覚えてるから。俺にはわかるぜ」

リ(俺が封印している・・・?)

リ「まあそんなもん、いつか思い出してやるよ、でもそんなことよりさ」

「このサラダくさい」

続く

​ようこそ

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